渋いワインが苦手な方に朗報!低タンニンの赤ワインを探究せよ

苦みの少ない赤ワインをお探しではないでしょうか?

お待たせしました!この記事では、低タンニンの赤ワインの魅力的な世界を探求し、その特徴を持つさまざまな品種をご紹介します。低タンニンワインの楽しみ方について深く掘り下げていきましょう。

タンニン(苦み)の理解

苦み成分であるタンニンは赤ワインの味わいの要素であり、赤ワインの独特なキャラクターを構成しています。

口の中ではタンパク質と凝固し独特のキシキシとした乾燥した感覚や独特の苦味を伴いますが、さまざまな健康効果があることが報告されています。

ただし、このタンニンが強いワインは苦手だという人も多く存在します。実は、私もその一人です。朗報なことに、すべての赤ワインには同じレベルのタンニンが含まれているわけではありません。

自分の好みを見極めるためには、異なるタンニンのレベルを持つ赤ワインを試飲して比較することが非常に役立ちます。そこで今回は低いタンニンのワインについて紹介をしていきます。

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探し出すヒント

低いタンニンのブドウ品種は、果皮の特性や気候・天候条件などが影響を与えることがあります。

一般的に、果皮が薄くて柔らかい品種は、タンニンの抽出を低く抑える傾向があります。

また、気候や天候の影響も果皮の特性に関与し、タンニンの量や質に影響を及ぼすことがあります。ヒントは冷涼産地、樽熟成が軽いものがオススメということが見えてきます。

味わいの個性

低タンニンのワインは口当たりが柔らかであり、フルーティな特徴や軽快な酸味が楽しめるのが特徴です。

これらの品種を試してみると、異なる産地や品種の個性を発見できるでしょう。

おすすめ品種をご紹介していきます!

ガメイ

ガメイはフランス、ボジョレ地方で栽培される軽やかな赤ブドウ品種で、低タンニンのワインを生み出します。

フレッシュでジューシーな赤い果実のフレーバーやフローラルなアロマが特徴であり、軽快で楽しい味わいを楽しむことができます。

ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは世界的に有名な低タンニンの赤ブドウ品種で、ブルゴーニュ地方が特に有名です。

ピノ・ノワールは軽やかで繊細な味わいを持ち、赤い果実の風味や花のアロマが特徴です。

滑らかで上品なテクスチャーとバランスの取れた酸味が魅力であり、多くのワイン愛好家に愛されています。

ドルチェット

ドルチェットはイタリア、ピエモンテやヴァレ・ダオス地方で栽培される低タンニンの赤ワイン品種です。

フルーティで花のようなアロマと軽快な酸味を持ち、軽やかで爽やかな味わいが特徴です。素晴らしいバランスと柔らかなタンニンが魅力です。

プリミティーヴォ(ジンファンデル)

プリミティーヴォはイタリア南部、プーリア地方で栽培される赤ブドウ品種です。アメリカ、カルフォルニア集ではジンファンデルとも呼ばれます。

低タンニンでフルボディな味わいを持ち、濃厚な赤い果実の風味や豊かな酸、スパイシーな特徴があります。しっかりとした構造とバランスがあり、力強く魅力的なワインです。

グルナッシュ

グルナッシュは、主にフランスの南部地域、特にローヌ渓谷が有名な産地です。他にもスペインでは別名ガルナッチャ、イタリアの別名カンノナウも同じ品種です。

その地中海性気候や土壌の特性が、果実の豊かな風味や複雑さを引き出しています。

グルナッシュワインはフルーティなノート、穏やかなタンニン、心地よいスパイシーさがあり、気軽に楽しむのに最適です。グルナッシュワインは、飲み手を魅了する繊細さと複雑さを持っており、様々な料理との相性も良いです。

サンジョヴェーゼまたはテンプラニーリョ

次に、サンジョヴェーゼとテンプラニーリョの2つの素晴らしい選択肢があります。これらのブドウからは中ボディの赤ワインが生まれ、適度なタンニンを持ちます。

サンジョヴェーゼは明るいチェリーの風味を持ち、テンプラニーリョは濃い赤い果実のノートを提供します。どちらの品種もバランスの取れたタンニンプロファイルを備えており、満足のいく味わいを提供してくれます。

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おわりに

パワフルな赤ワインには感じられないフードフレンドリーな低タンニンワインの具体的な例を、いくつかご紹介してきました。

ワインの味わいや個性を決定づけるのは、ブドウ品種だけではなく醸造や熟成の過程でも獲得されるものもあり複雑に絡み合っています。

ひとつひとつ紐解くヒントを、知識として蓄えていくことがワインをより楽しい時間にしてくれるエッセンスだと信じています。

記事を書いた人

しょうたろう
しょうたろう
ワイン愛好家に向けて2023年よりWebサイト「WINE自習室」でワインの魅力を発信。エレガントな赤、アロマティックな白ワインが好み、最近は陽気なイタリアワインがお気に入り、ワインを飲むのが楽しくなる情報をたくさん配信できるよう頑張ります。J.S.Aワインエキスパート2020年取得

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